Miki

スタイリングフォトグラファー。ライフスタイルを中心としたオーガニックな世界観が好みです。ときどきリトアニアと日本をつなぐお手伝い。

記事一覧(44)

Autumn feelings

autumn light

いくつかの新しいことが動きはじめているうちに、またまた最後の更新からひと月もたってしまいました💦 なにしろ季節も変わってしまいましたしね!というわけで秋支度をじわじわと。夕暮れ時間がしみじみうれしくなる季節、なんだか読書もすすみます。 読書がすすむと、自分の価値観や古い思い込みが打ち破られたりするわけで。なかなかよい時間。並行して、ここしばらくスウェーデンやフィンランドの友人たちとやり取りをしながら暮らしの精神みたいなものについて語り合っていて、足し算ばかりではない日々のあり方に今一度思い巡らせているところ。 ホント思いがけない繋がりはある日突然!なのだけれど、ここまでスカンジナビアにご縁あると何かあるんだろうなー笑  ゆっくり進めてゆきたいつながりです。そうそう。先日の満月より連載がはじまった小さなフォトエッセイ、そんな静かな初秋のひとときを切り取りました。これから毎月満月ごとにupされます。わたしの柱ともいえる暮らしの中の小さな喜びのカケラを自分なりに楽しみながら表現してゆけたらなぁと思っていますのでご興味ある方はぜひ。晩秋には少人数制のスタイリングフォトレッスンも企画中です。まずはできることから少しずつ、、、今までもそうでしたがわたしはわたし。何者かになろうと躍起になることなく自分の世界をじわじわ貫いてゆきたい今日この頃。ーとはいえ年内数ヶ月、じわじわエンジンはかけたいな。笑

プチおもてなし考。

styling & photo by Mikiお暑うございますー。今日は少しコーヒーブレイク的なトピックを。自分自身のことがよくわかる瞬間って自分で意識して見つける、というより友人たちとの他愛ない会話の中から見つかるものだよね、っていう話。例えば本人はあたりまえすぎて、みんなも同じように日常生活でやってるものだと思いきやーいやいや。そうじゃないよ、誰しもじゃないよ、みたいなこと気づかせてもらってハッとする。ーそんな瞬間あったりしませんか?わたしの場合。。。ある日友人と「家でのおもてなし」について話していたところ、その気づきがありました。友人曰く、我が家に来た際、ちょっとしたクロスやコースターのしつらえが楽しみ、と。そしたら急にマジメな顔をして、でもね、実はそういうおもてなし以前にこの「誰かを家に招く」っていうこと自体が日常生活で意外と当たり前なことじゃないんだよねーと。むむ。。そうねー外で会うことはあっても家、となるとわりとそうかもしれない。張り切りすぎなくても、何もかも全部自分で、と思わなくても例えばデザートとかゲストに何か甘いもの持ってきてねーとか言っちゃえばいいし(あくまでわたし流。笑)、料理も大皿に盛ってみんなで取り分ければよいのだし。気楽なことなんだけどねー。 なんて話をして盛り上がる中。ね、こういうささやかな日常生活のちょっとした楽しみを散りばめたフォトエッセイはどうかなー。たまにちょっとしたくらしの提案とか織り交ぜながら書いてみない?ーと依頼を受けました。すでに有名な人とか色のついた人じゃない視点のほうがむしろいいんだって。特別すぎない感じ。そーか。。。自分で自分のことはよくわからないけどいつもの感じ、でOKらしい。というわけで来月あたりから某web magazineに連載はじめます。ブログとはまたちょっと違った角度から書いてみようかと。詳細はご案内できるタイミングにまたupしますねー。***最後の写真はある日ある友人がパエリア作りすぎたから食べに来ない〜って急に声かけてくれたときの。これくらいの気取りのなさが最高。はーい、おいしいパン屋に寄ってから行くねーってね😋

手をかけるよろこびースウェーデンのインテリア

眺めのいい部屋。

訳あって自分のライフスタイル遍歴を振り返り中。以前仕事で20代後半から数年間アジアの某国に暮らしていたのだけれど、そのとき住んでいたご近所さんたちの暮らしぶりが、かなり今の自分のライフスタイルを形づくってくれているなぁと改めて。お向かいのフランス人ご夫妻。はす向かいのスウェーデン人。特に興味を惹かれたのはこのご近所さんたち。その国は当時あまり物資も十分ではなかったし、娯楽といえば誰かの家に集まるかいっそ遠出して旅行するか...。街に繰り出してここちよいカフェで寛ぐ、なんていうちょうどいい感じの休日の過ごし方はさて。かなり記憶に乏しいなあ。ーと、日本に比べると概して「ないない」づくしともいえる日常。そんな中、くだんのご近所さんたちは毎日のように楽しそう。外国人が住まうそのエリアはセキュリティーの向こうは比較的安全で、窓越しに日常風景がオープンに見える環境。金曜の夕暮れになるといつも決まってダイニング(といっても4畳くらい)にキャンドルが灯って、パリッと糊のきいた清潔なクロス、シンプルな器がランチョンマットに並んで、もちろんカトラリーはピカピカ。同じ間取りのはずなのに、空間に漂う空気がなぜこうも澄み切っているのだろう。このフランス人夫妻のお宅を通り過ぎるたび、いつも何かしらハッとさせられ。ゆたかな光景ってこういうこと、と。当時20代後半。残業でいつもくたくたで、おまけに周りの日本人たちもほぼ疲れていて、週末ごとにこんなふうに家族でテーブルを囲むのを楽しみにしてる人はどのくらいいたのか。笑ある晴れた日曜、そのフランス人のご主人がジャズを大音量で流しながら玄関先でにこやかに自転車を洗っていたから、思い切って毎週末のすてきな食卓風景について尋ねたところー曰く。「ここに来てすぐは、正直ヨーロッパと違いすぎて面喰らったけど、一年と少し暮らすんだから、この国の文化をリスペクトしながら、今まで自分たちが大切にしてきたペースをうまく調和させて過ごそうって決めた。家でのディナーは特に英気を養う大切な時間だからカトラリーだけフランスから持ってきたけど、後は妻がクロスをローカルな布地で手作りしたりね、この国ならではのカルチャーを取り入れながら楽しんでるよ。」ガツンとね、きましたね。暮らしがベース。わたしは仕事がベース。。。とにかく必死に仕事がんばんないと、って無我夢中なまいにち。涙。空間を整えることは私も好きなことの1つだったはずなのに諦めかけてるまいにち。そんな中、気負いなくなんともナチュラルに楽しく暮らしてる外国人を目の当たりにして、ご近所なのをいいことにしばらくみんなの暮らし方を観察することに。カーテンや基本的な家具は備えつけだったから、ある日単身で赴任してきたとしても何ら問題なく生活は回るのだけど、そんな受け身な暮らし方にとどまらないのが彼らの哲学。当然この奥さまは既存のカーテン(ノイジーな柄物!)を外し自分好みのシンプルなものに取り替え、場所ばかりとって使わないチェストは管理人のおじさんに預かってもらい、花市場で大きなグリーンをわさわさ調達。とにかく生活する基地をしっかり着々と自分の軸で整えている姿がとても好ましくて。そう、彼らは暮らしに愛情をたっぷり注いでた。この国にはあれがない、これがない、って不平を言わず、どうやったらあるもので最大限楽しめるか。 その姿も美しかった。いわゆる第3世界に暮らしてると自分の国をすぐ引き合いに出して不満タラタラな人も結構いるのが現実だったりするからね。そんな当時のロールモデルだった奥さま。ライティングや色使いは工夫と意識次第よ、って言いながらリビングを見せてもらったこともある。この国にはすてきな雑貨屋さんとかインテリアショップがあるわけじゃないのに、小さな電球と布を使って彼女の手にかかるとアートへ昇華しちゃうんだなぁ。部屋が広いとか狭いとか間取りがどうとか新しい家具があるとかないとかーそれ以前に大切な精神をたくさん学んだ。そのあたりから私の住まいに関する意識はかなりぐるっとチューニングし直されたというか、喝を入れられたというか。自分の世界を日常に創り上げるっていつだってどこでだってできる。  そうシンプルに腑に落ちたのはこのとき。モノがあるかないかに関わらず。単にそうしたいかしたくないか。何が自分にとって心地よいか。ホッとする、帰りたい場所。その後この国もじわじわお店が増えてきたりしたけど、彼らは決して簡単にインテリア雑貨を買ったりしてなかった。それより骨董市に出向いて、自分たちの感性で古い器をキャンドルホルダーに使ってみたりね。古いものとモダンの融合が好きになったのもこの頃。感性を研ぎ澄ますたくさんのお手本を見せてもらってるなぁと私はいつも感じ入ってたのに彼らにとってはこういう暮らし方はいたって普通で、まるで気取りもしないあたり、そこもまたものすごく「粋」だった。わたしもいつ窓から覗かれてもすてきに暮らしてるわねーなんていつか言われてみたい、なんてね。今明かすとその頃の密やかな野望だったよ。笑あ、そうそう。ちなみにこのご夫妻、どちらもインテリアやデザイン業界とはまったく無縁のお仕事されてた、ということも書き添えておきます。さて。長くなったので、もう1人のご近所だったスウェーデンのライスタイルについてはまた次回っ😉***写真はこのときのフランス人ご夫妻に捧げる一冊。今ではわたしもテーブルセッティング楽しんでます!と。笑

夏日のしあわせ。

circulation

みんなでhappy!ーっていきなり唐突ですが。これは友人たちと何かをシェアしたりコラボするときの仲間うちの合言葉。気づけば自分の周りは会社員の友よりも、〝一度は会社で働いてみたけど、ふと自分の専門性や好きなことに気づいてしまい〟自分で舵取りしながら歩んでる、、、なんていう友人たちがあるときから増えていて。 だから、あの人の智慧や技術があの人のあのお仕事にこうつながったらよりこうなってーとかしょっちゅう考えてしまう。。。 その逆もあって、思いがけないご縁や機会に声かけてもらったりね。循環、です。ありがたい。。。わたし自身は完全フリーランスではないけど、それでもーそれだからこそ煮詰まったら即友人と緊急会議。笑。ああでこうで、と夢を語ったり、ときに弱音を吐いたりぐだぐだ話してるうちに、ふいに突破口がみえてきたり。何よりしあわせな瞬間は、あるアイデアが浮かんだとして、できるかどうか未知数だけど自分の信頼あるひとたちの知恵や愛がぎゅっと集まり、絵に描いた餅だと思っていたことが、急にぐぐーんと実現味を帯びる瞬間。よしっ!いけるかも!って気持ちがふいに上向く瞬間ー。少し前、ちょっと気落ちすることがあったけど、友とこんなふうに語りあってたら潜水状態から救済されて急に視界が開けてきて。お互いさまだよーって言われるともう感謝しかなくて涙目になる。だからわたしもちいさな循環のクセを気負わない程度で大切にしてたい。で。冒頭のはなし。これからやってみたいことを描きながら友人たちで盛り上がったある日。誰かのひとり勝ちっていうんじゃなくて、気づいたらみんながしあわせ。それが理想だねーって改めて。  そんなのキレイごと、と言われてもお構いなし。笑ちいさくとも確実にそうした人間関係や信頼関係が存在するってわたし自身が確信してるし体感してるからそれでいい。今年半分経過したけど、秋冬に向けてそんな"みんなhappy計画〟の片鱗を準備中ー。ちゃんと形にしてご案内できますように。。。***写真は一年前にとある企画でお願いされてスタイリング&撮影を。あれからゆるゆる時は流れ、気持ちのあり方も少しずつ変化。でもクリエイトしたい世界観はやはり変わらないものだなぁ。憧れとともに自分の「好き」にまっしぐらでいよう。